こんばんは。nasです。
今回も学園祭のレポートです。
2日目だった今日(31日)はあいにくの雨でしたが、順調にお客さんが来てくれたおかげで、無事完売できました。仕入れ量を少なめにしすぎて、閉店後に尋ねて来てくれた人を断らなければならなかったのが心残りです。詳細はレポートに譲りますが。
それでは、前回の続き、黒潮祭1日目のレポートをどうぞ。
テントも組み立て、調理台も設置し、衣装(全員色違いのカッターシャツにネクタイ。あと揃いのエプロン)に着替えて、準備万端です。
お客さんを迎える用意ができたので、まずは自分達で試食してみることにします。
こんな感じでソーセージを炭火焼きにします。ついでにパンもカリカリになるように焼きます。
そしてソーセージを卵でくるみます。
あとは、キャベツを敷いたパンに卵巻きソーセージを挟み込み、ケチャップ&マスタードをかけて完成です。
これで一つ150円。ぶっちゃけ原価は80円くらいなので、儲けは他の団体に比べたらかなり少ないです。
しかし、それが「Cafe Calib」のモットー。いいものを安く、それが今回のテーマなのです。
さて、食べてみると、これがうまい。事前に実験しているので、味はわかっているのですが、確かにうまい。
値段でも、味でも、見た目でも他の店には負けない自信がありました。隠れた名店、的な感じでいけると思ったのです。
いちおうコーヒーも用意していたので、こちらも淹れてみます。もちろんその場でペーパーフィルターから抽出する本格派。味には納得がいきました。
そうこうしているうちに、客がパラパラ通り始めたので営業スタートです。
とりあえず全員の持ち場を確認します。
Kくん=卵焼き係
TKO=ソーセージ、パン焼き係
WA=キャベツ、ケチャップ、マスタード係
TM=コーヒー、会計、接客係
nas & バーグ=営業、外回り係
以上の布陣でスタートしました。
僕の係は、バーグと一緒に客の呼び込みをすることです。看板を持ってウロウロして「ホットドッグいかがですか〜」と言い回る役です。
とりあえずデカイ置き看板を持って、メインストリート付近で立ったまま声を出します。
「炭火焼きホットドッグはいかがですか〜」「150円でーす」みたいな感じで、バーグと2人、声を出しました。
しかし、まだ人通りがまばらで、まったく効果がない。バーグが後輩を捕まえて宣伝したくらいで、収穫はほとんどありませんでした。
そこで、首から下げる看板を作って、メインストリートを練り歩く作戦に変更することにします。
バーグが看板を作る間、一人で声を出し続けます。置き看板を見てくれる人はたまにいましたが、店の方に歩いていく人はなかなかいませんでした。
やっと首から下げる看板ができたので、歩き回りを始めます。バーグと「あの子達は狙い目かも」とか言いながら、めぼしい人には声を掛けていきました。無視する人もいましたが、話を聞いてくれる人もいて、楽しかったです。バーグは絶対にナンパ感覚でやってましたが。
ただ、男のグループは無視されることが多く、女の子2人組くらいが話を聞いてくれやすかった気がします。だから必然的に女の子に声を掛けることになっていたのですが。
途中、バーグの知り合いに何人か遭遇して、10個近く売ることが出来ました。声を掛けた人の中にも、何人か買ってくれる人がいたので、かなりの成果を上げることが出来ました。
しかし、何人か連続で無視されるなどして疲れました。
一度、店に戻って状況報告をします。TMの接客は無言で淡々としたものだったのが印象的でした。もちろんダメ出ししておきました。
TKOはよく声が出ていたので好印象でした。Kくん、WAはナイスコンビネーションで、その技術は職人の域に達していました。
会計とマスタードを担当してみたり、休憩してみたりしていると、やっと隣の店の人が準備を始めました。
実はテントは共用で、6本足テントの左半分を僕達が、右半分を別のグループが使うことになっていました。隣のグループは事前の会議にも出席していなかったので、まったく知らない人だったのですが、来てからがっかりしました。友達相手にしか売らないつもりか、まったく客引きをしない男女グループだったのです。挨拶もなにもなし。
学園祭の模擬店にはいろんなパターンがあります。部活だったり、仲の良いグループだったり。
売る気のあるグループならいいのですが、たまにこういう「適当にダラダラやろう」みたいなグループがいるから手に負えません。そんな殿様商売しかしないのなら、初めから模擬店なんて出さない方がいいと思うのですが。そのあたり実行委員会が規制を(以下略)
というわけで、とにかく腹の立つ隣のグループなのでした。
あまり気にしないようにして、また営業に向かうことにします。
新作戦として、試作品を持ち歩いてアピールすることにしました。見た目がかなりおいしそうなので、効果的だと思ったのです。
バーグと2人で、座っていた女の子2人組に話し掛けました。
「ホットドッグいかがですか!」「150円のところ、いまなら100円でいいですよ!」みたいな感じで話を始めると、試作品を見て「確かにおいしそうですね」と言ってくれました。
これは2つ売れたか!?とバーグと僕は思いました。が、次に出てきた言葉は「実は・・・・私たちもホットドッグ売ってるんです」
他のホットドッグ屋の人が、座って休憩してただけのようです。さすがにライバル店に売りつけるわけにもいかず、すごすごと退散しました。
それからは、営業して、たまに戻って接客して、の繰り返しでした。
昼頃になって、おつりの50円玉が不足してきたので両替に行きます。ついでにマスタードとパンも追加購入することにしました。
土曜日で銀行が閉まっているので、一路ゲーセンへ。自転車を必死に漕いで、ゲーセンの両替機で50円玉を大量に入手しました。帰りに業務用スーパーに寄って、パンとマスタードを購入。他の店の人もチラッと見かけました。
戻ってきて、一息ついてから、接客をしていました。
斜め前の焼き鳥屋の女の子がセーラー服を着ていたのに気を取られたり、少し離れたところにあるおでん屋に客が入っているのを見たことがないなぁと思ったり、近くでDJが皿回しを始めたのをKくんと見たりしていました。DJのかける曲がKくんのお気に入りだったようで、誉めていました。
要するに、微妙な客の入りだったということです。
客が来る時は一気に大勢来るのですが、それには波があって、暇な時間がたまに出来ていたのです。
もともと、ゆっくりできるという理由で場所を決めたので、いい感じのまったり具合でした。
前を通った人に「卵巻きホットドッグですよ」と言ったら「何それ?食べてみよう」と買ってくれたり、Kくんの卵巻き技術を見て「かなり上手いね」と誉めてくれる客がいたりと、接客を楽しみました。
段々と日も落ちてきて、薄暗くなったのでラストスパートをかけます。いま用意しているパンが売れたら、閉店ということにして営業に向かいます。
ちょうどその時、母と姉が来て2本買ってくれました。8ヶ月になる姪を抱っこしたのですが、姪はどうやら僕だと思っていなかったようです。普段着と違って、カッターシャツにネクタイという衣装だったからだと思いますが、ちょっと悲しかったです。
その後は順調に客足が伸び、目標数を達成することができました。
周りの店はまだやっていましたが、さっさと片付けて撤収しました。
車を持っているKくんとWAに買い出しを頼み、1日目は解散ということになりました。
疲れたのでゆっくり帰り、お風呂上がりにビールを飲んで、ガンダムSEED DESTINYを見て寝ました。次の日は8時集合なので、目覚ましを早めの5時にセットして、眠りにつきます。
というところで今回はここまで。
では、また。